Abstract. 急性卵管炎の診断を受けた782人の患者（骨盤内の他の感染のために少数の患者）のグループは、ドキシサイクリンの推奨経口用量（最初の日に200mg、少なくとも次の9-12日間に1日1回100mg）で、ベンジルペニシリン1gおよびプロカインペニシリン0.6gを組み合わせて、5-7日間筋肉内で一日二回投与された。 ドキシサイクリンの血漿濃度は、次の投与が与えられる前に、治療の三日目に決定された。 患者の26.5％において、濃度は最小治療レベルと考えられる1μ g/ml血漿以下であった。 ドキシサイクリンの用量は、これらの患者では一日200mgに増加し、血漿濃度はそれに応じて増加した。 80人の患者の別のグループでは、40人は標準ドキシサイクリン用量で治療され、他の40人は標準ライメサイクリン用量（1日2回300mg）で治療された。 三日目の用量の前に決定された血漿濃度は、ドキシサイクリンで治療された患者の1μ g/ml未満の35％、およびリメサイクリンで治療された患者の5％であった。 急性卵管炎は、ほとんどの場合、下部生殖管感染症の重篤な合併症であり、しばしばテトラサイクリン感受性生物によって引き起こされる性感染症であるため、テトラサイクリンの治療血漿濃度を達成し、決定することの重要性が強調されている。